新卒で経営コンサルタントになるには?
こんにちは! コアラです♪
これから「経営コンサルタント」に就職したいと考えている方にとって、以下のような悩みは多いのではないでしょうか。
よくある悩み3選
◆自分の思っているような仕事はどの会社でできるの?
会社によって違うよね…
◆未経験の自分でもなれるの?
特別な知識や資格が必要そう…
◆面接で意識しておくことは?
フェルミ推定って何だ~!?
この記事では、未経験から経営コンサルタントの会社に就職した僕が、就職した当時の経験から以下について紹介します♪
この記事でわかること
◆自分に合った会社を探すには何をすれば良いか
経営コンサルの仕事は多岐にわたる!
◆未経験でも勉強したい資格
自分の人生にも役立ちまくり!
◆就職活動での学び
必須の力と致命的な失敗談?
新卒では〇〇力が見られる!
僕は、新しい分野にチャレンジする時に行動することはもちろん大事ですが、ある程度の知識や情報を頭に入れておくことが大事だと感じました(^^;)
「就職活動する前に知りたかった~」ということを整理していますので、参考にしてみてください♪
就活前に読んでおきたいオススメ本も紹介します♪
・部活動での目標達成やチームマネジメントの経験、ご縁で出会った経営コンサルタントの先輩の影響を受けて、自身も同じ業界を志望するようになる。
会計や業界の知識・経験がないところから、東証プライム上場の経営コンサルタント会社に入社し、企業の資産価値の調査や売れ筋分析、新事業の提案などに従事。
数年後に将来を改めて考え直し別業界に転職、コンサルタント時代の知識や経験は自分の人生にとって大いに役立っている。
自分に合った会社の探し方
経営コンサルタントについて未経験で何もわからない時にやること。
それは、自己分析と業界・会社分析です♪
(当然と言えば当然ですね…)
もう少し具体的に言うと、会社によって扱う範囲や経営スタイルが全く違うので、しっかりと自分と会社について知ることが充実したコンサル生活に繋がるということです☆
「経営コンサルタントの会社に入社できればどこでも良い」という考え方ではもったいない
自己分析と業界・会社分析
まず、どこでも大事だと言われている自己分析ですが、
・なぜ経営コンサルタントになりたいのか
・入社した先に何を成し遂げたいか
(まずは仮でも良いので)考えを整理した方が良いでしょう♪
- 稼ぎたい
- 海外で働きたい
- 財務会計の必要性を伝えたい
- ○○業界の課題を解決したい
- 中小企業の実家のために勉強したい
- インターンシップで会った先輩と仕事がしたい
- ITで課題を解決したい
- 現場でクライアントと共に汗を流したい
これが具体的で明確なほど相手にも伝わります。
「どこの業界でも良いのでは?」と言われるような抽象的な理由はやめよう
次にやるのが
業界・会社の分析です。
コンサルタントの仕事は、クライアントの悩みに比例するほど多岐にわたるため、どのような分野や業種を扱うコンサルタント会社か、経営スタイルは自分に合っているか を自身で情報収集して判断する必要があります。
では、どのように業界や会社について知るか。
次でお伝えします(^^)
情報収集の方法
- ネット
「経営コンサルタント 〇〇」で検索してみましょう♪
- 会社HP、SNS
経験者の方のブログなども参考になります。
- 説明会や面接を受けまくる
実際に企業の説明会に参加したり、面接を受けてみることで、具体的な業務内容や一緒に働く人を見ることができます(^^)
ここで「自分はこんな仕事をしたいけど可能か」などの質問をするのもオススメです♪
コンサルタント会社の面接に慣れるために、面接を複数回こなすことがオススメ♪
コンサルには必須の資格
経営コンサルタントになるために必要な資格ってあるの?
僕も就活を始めるときに思っていました(^^;)
ここでは一般的に求められていると言われている資格について紹介します♪
結論、経営コンサルタントになるためには特定の資格が必要なわけではありません。
必ずしも必要ではないのですが、クライアントの課題を解決するためにも、自身の価値を示すという意味でも、中小企業診断士、税理士、会計士、社労士などの資格を目指す方も多いです。
そして「新卒で経営コンサルタントになる前に取得した方がいい」という意味では、迷わず簿記2級をオススメします☆
ぼ・・き・・・?
企業は決算書を作ることで会社の経営状況を記録しています。
簿記では、企業の成績書とも言える決算書の概念が学べるので、クライアントの課題(最終的には利益を出すこと)を解決する際に、その成績書を読み解く力の基になります。
また、簿記は「コンサルタント以外でも全員が学べば良いのに!」と思うほど、社会人がお金と関わるうえで必須の科目とも言えます!
簿記を学ぶことで、資産/負債の概念などイメージでき、自身の家計管理に繋げることができます☆
簿記は必修科目にしても良いくらい!
そして、資格以外にも求められる力や経験などはあるのか。
特に、面接では何を見られるのか・・・
次で紹介します♪
面接って何を見られる?
就職活動においては当然のように面接や適性検査があります。
以下のような経験をしてきた僕が、面接で見られるポイントや失敗談など紹介します♪
就職活動における経験
・数社の経営コンサルタントの会社を受けて、どのような点を見られているのか(質問内容など)整理した
・内定を頂いた会社の人事の方に内定の理由を聞いた
・二年目で採用の面接を担当し、人事の評価視点を学んだ
適性検査で求められる力
まず身に付けておいた方が良いと考える力が「論理的思考力」です。
ビジネスマンなら、どこでも言われていることですね
具体的には
Aは偶数、Bも偶数であれば、A+Bも偶数というように、意見や憶測でなくデータから論理的に導いている答えかどうか ということです。
面接の際に「私は〇〇が得意です」と言っておきながら、その根拠が薄いと面接官には伝わらないです(^^;)
クライアントに提案する時にも論理が破綻していると伝わらない!
論理的思考力はどこの業界でも求められると思いますが、コンサルタントではひと味違いました。
「フェルミ推定」という言葉が有名ですね。
↓
実際に出された問題
「日本の小学校の数を答えを導く過程も示して答えなさい」
(時間は5~10分)
これに関しては正解かどうかよりも考え方を見られます。
「だいたいこのくらいでしょ」ではなく、自分が今持っている知識やデータから最適な解をどのように筋道を立てて考えているか、それは客観的であり漏れやダブリがないかなどが要求されます。
ちなみに、考え方の例を大まかに説明すると ・近年の年間出生数×6学年の計算により小学生の人数を算出し ・1つの小学校の生徒数で割る (※小学校の生徒数は田舎と都会で異なるという前提で、田舎と都会の定義や割合も計算に考慮) こんな感じです(^^)
フェルミ推定について、オススメ本も紹介しておきます♪
まずは、この考えに慣れることから始めましょう☆
地頭力を鍛える/細谷 功
課題設定や問題解決など「考える力」の養い方がわかる。就活のためではなく、人生の視野を広げるためにも読んでほしい本。
そんなの知るわけがない!という解を何とか論理的に組み立てる力!
つまり、コンサル以外の人でも役に立つ力!!
コンサルでは有り得ない?失敗談
僕は、経営コンサルタント会社の面接を受ける中で「失敗したな…」という経験も多くありました。
「未経験の分野だったから・・・」 と言い訳をしたい気持ちを抑えつつ、記憶に残っている3つの失敗談をお伝えします。
- 良い経験は役に立たない⁉
面接の質問で今までに頑張ったことを聞かれた際に「部活でリーダーをやった」とか「大学でこんな研究をした」という答えに対して、「だから何?」という反応をされたことを覚えています。
当時は「こんなに良い経験をしたのにわかってくれないの⁉」という思いがありましたが、社会人になった今では当然だなと思うことです(笑)
(解説は後程!)
- 最終判断はクライアント
適性検査にて「ある課題を持ったクライアントに対する提案」というケーススタディがありました。
いくつかの提案を行った後に、クライアントからの「やはり私は別の案で進めたい」という言葉に対して、僕は「でも僕の案の方がメリットがあります」と自分の案を勧めました。
僕としては、自信や積極性が大事と思っていましたが、これに関してあまり良い評価も頂けませんでした(^^;)
(解説は後程!)
- 仮説を立てずに先走る
適性検査にて「利益が下がっているA書店に対して何をする?」という漠然としたケーススタディに対して、「〇〇の売り上げを上げましょう」「〇〇で集客しましょう」というアイデアを思いつく限り提案したところ、「そういうことではないんだけど・・・」という反応をされました。
これも今になって思うと、僕がクライアントの立場であれば、「このコンサルタントは仕事できない」と判断したと思います(笑)
じゃあ何が重要なの~??
次で説明します♪
新卒で評価された点
失敗経験をふまえて、新たにチャレンジして評価されたことを紹介します♪
- 結果を出すという意識、結果に向けて動いた経験
経営コンサルタントはクライアントに結果(コンサルフィー以上の回収)をもたらすことが求められる仕事です。
つまり、どれだけ良い知識や経験も結果に繋がらないなら意味がないという厳しい世界です。
学生時代で「どんないい経験をしたか」ではなく、何を課題・目標に設定して、どのような工夫で、どのような結果を残したのか、これを話せた方が良いです。
- 社長にかわいがられる素直さ
クライアントの経営判断をするのはコンサルタントでなくクライアント自身です。
コンサルタントは、あくまでも社長が判断できるお手伝いです(もちろん、状況によっては自身の意見を通した方が良い場合もあります)
だからこそ、自分でこうだと決めつけずに、クライアントの声を聞く力、自分の提案も受け入れてもらえるように可愛がられる素直さなども大事になります。
自信過剰で「やってあげている」という考えは見透かされます・・・
- 問題解決の前に課題設定
クライアントの悩みを解決する際に、解決方法を提案する前に必要なことが課題設定です。
・そもそも今の問題の要因は何なのか
・そこの改善は果たして必要なのか
・別のポイントの方が重要ではないのか
など、まずは適正な課題を設定するからこそ、その解決策も適切なものになります☆
クライアント自身もわかっていない場合があるため、第3者の目線で冷静に見ることが大事です。
時間をかけて全部やるより、適切なポイントに適切なメスを入れよう♪
☆2冊のオススメ本を紹介します♪
仕事にも自分の人生にも「何に集中して何を捨てるか」課題設定の重要性がわかる本。
イシューから始めよ 知的生産の「シンプルな本質」/ 安宅和人
エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする/ グレッグ・マキューン
まとめ
以上
「経営コンサルタントの就活で大事なこと」
をテーマにお伝えしました(^^)
この記事でのポイントをまとめると、
- まずは自己分析と企業分析、情報収集をやろう!
- 簿記は企業の成績書を把握するために必須!人生でも役立つ!
- 論理的思考力、素直さ、成果意識、課題設定など求められることは多い
大変だけど、だからこそ力がつく~!
☆オススメの記事と本(^^)/
しっかり勉強して人生の役に立てよう~!
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